アパートでインターネットを利用するなら?おすすめの光回線やモバイル回線など解説

アパートでインターネットを利用するなら?おすすめの光回線やモバイル回線など解説

アパートでインターネットの利用を考えるなら回線の種類は大切です。光回線は快適なネットライフを提供してくれますが、工事が必要なので、アパートで使えるとは限りません。もし工事の許可が取れないようなら、モバイルなどの無線回線もおすすめです。ネットの利用目的など、今一度確認しましょう。

アパートにおすすめの回線はどれ?

アパートに引っ越したときなどにインターネットを利用したいと考える方も多いでしょう。ただどの回線を選ぶかでインターネット利用時の快適さは変わります。昨今主流となっているのは光回線ですが、工事が不要なモバイル回線も人気です。

インターネットの快適さで選ぶなら、光回線がおすすめです。ただ光回線の場合は工事が必要なので、二の足を踏む方もいらっしゃいます。もしアパートにインターネット回線を引きたいなら、どんな回線があるのか種類や特徴などチェックしてみましょう。

安定の光回線

光回線はメインで使う方も多く、速度と安定さで優秀な回線の1つです。光ファイバー(ケーブル)を利用してデータ送信を行うので、1Gbps(最大)の速さが出るのは大きなメリットでしょう。光回線は東日本、西日本でもっともユーザー数が多いのがNTT系列の光インターネットです。

以前メインとして使われていたADSLが、2024年3月31日にサービスを終了することで、さらに光回線の需要は高まっています。

テレビとセットのケーブル回線

CATVと呼ばれるケーブルテレビ回線もまた、インターネット用の回線としても利用できます。同軸ケーブルが採用されていることも多いのですが、光回線と比較してみると速度が遅くなります。またそもそもインターネット専用の回線ではないので、月額料金が高めになるのはデメリットの1つでしょう。

置くだけのホームルーター

置くだけwifiとの別名もあるホームルーターですが、工事がいらないのが一番のメリットです。コンセントに挿すすだけですぐにインターネットが使えるので、アパート住まいの人の大きな助けになってくれます。

アパートで工事をするとなると大家の許可も必要ですし、引っ越しのときにも不便です。その点インターネット環境がなくても使えるホームルーターは、便利なツールといえます。

外出に便利なモバイルWi-Fi

アパートの部屋でインターネットをしたいならホームルーターが便利ですが、中には仕事先や外出先でネットを利用したい方もいるでしょう。もし外出先でもインターネットを利用したいなら、おすすめはモバイルwifiです。

モバイルwifiもまた工事がいらず、端末が届いて初期設定をすればすぐに使えるのが大きなメリットです。ただ充電が必要なのと速度制限がかかる点などは、スマートフォンと同じ仕組みになっています。

もし外出先でどうしても必要な場合は、モバイルwifiも候補に入れてください。

インターネット対応と完備はどこが違う?

アパートの不動産情報に、「インターネット対応」や「インターネット完備」などと記載されているのをよく見かけます。どちらもインターネットが使えるイメージですが、厳密には違いがあります。

もし引っ越したすぐ後にインターネットを利用したいなら、対応と完備の違いも知っておきましょう。

インターネット対応の意味は?

インターネット対応と記述があった場合は「建物自体はネットに対応しているが、部屋にはネットが来ていない状態」を指します。そのため「インターネット対応」では、借りた後に回線手続きを踏まなければなりません。

居住区の共有スペースではインターネットが使えますが、個別の部屋にインターネット回線を引く場合は工事も必要です。また工事が必要な光回線などは、大家の許可もいります。対応となっているとすぐに使えるイメージをお持ちの方も多いでしょう。

ただ「インターネット対応」物件はあくまで使える準備が整っているだけです。実際には回線工事も必要で、契約も自分でしなくてはならないデメリットが存在します。

光回線対応と記述がある場合

光回線では、光ファイバーを部屋に引くことでインターネットが使えます。もし光回線対応と記述がある場合は、インターネット対応と同じように「建物の共有部分までは、回線が通っていますよ。」との意味です。

光回線対応はインターネット対応とほぼ同じ意味なので、混同しないように気をつけましょう。

インターネット完備の意味は?

インターネット完備となっていた場合は、すでに部屋にLANケーブルがあり接続するだけですぐに利用ができます。ただインターネットの通信料の支払い方法に違いがあり、「ネット料金が別な場合」と「家賃に料金が含まれている場合」の2種に分かれます。

またインターネット完備と条件にあっても、速度と安定さで定評のある光回線が使えるとは限りません。あくまでもインターネットがすぐに使える状態なので、光回線が使えるかどうかはアパートの状況によります。

インターネット無料と記述がある場合

インターネット無料と記述があったら、工事もプロバイダ契約も終わっている状態の物件です。月々の使用量もかからず、パソコンかスマートフォンをもっていれば、即日でもインターネットが利用できます。ただwifiの利用については、別途無線のルーターが必要な場合があります。

インターネット対応でない場合は?

インターネット非対応の物件では、建物自体がインターネットを使えない状態です。非対応であれば、新規に工事をするのも難しいでしょう。もしどうしても非対応の物件でインターネットを使いたいなら、モバイルタイプの回線も候補に入れるのがおすすめです。

アパート内でおすすめの光回線

アパートで光回線を使いたいなら、月額料金にも注意が必要です。もし月額料金を少しでも安くしたいなら、「スマホセット割」や「キャッシュバックキャンペーン」、「工事費の安い業者」がついたものを選ぶようにするとお得に利用することが出来ます。

格安SIMユーザー向けの方法

アパートでインターネットを利用するときは、スマホセット割がある方がお得なのは間違いありません。ただ格安SIMユーザーの場合は、スマートフォンに合わせるのではなく、キャッシュバックの高い業者を選びましょう。

格安SIMでもスマホとの割引は可能ですが、少額なためあまり恩恵を受けられません。住んでいるエリアを確認し、一番月額料金が安くトータルの通信費が安くなる業者を選ぶのがポイントです。

アパート内で使いたいホームルーター

アパートがインターネット対応もしくは完備でなくても、ホームルーターは置くだけでインターネットが利用できます。工事がいらずコンセントに挿すだけの手軽さも人気の秘密です。ホームルーターも種類がいろいろありますが、月額料金で選ぶのがポイントです。

速度重視なら「WiMAX」

もし通信速度の速さでホームルーターを選ぶとしたら「WiMAX」がおすすめです。とくに「ギガ放題プラン」を利用すれば、月のデータ量が無制限になります。ただデータ量が無制限になる代わりに、3日間で10GB以上使用すれば中速の速度制限がかかる点、標準プランで7GB以上利用すると超低速制限などがかかる点には注意が必要です。

容量無制限の「モバレコエアー」

モバレコエアーもまた、容量無制限でホームルーターが利用できます。モバレコエアーはソフトバンクエアーと同じ機器を使っているので、対応エリアもソフトバンクと同じです。モバレコエアーの場合、セット割が使える点と下り速度が962Mbps(最大)出るのも大きな魅力です。

どの回線が向いているかを確認しよう

実際にアパートでインターネットを利用するなら、自分がどの回線に向いているかチェックするのがおすすめです。光回線はメインで使う人も多いようですが、用途によってはほかの回線の方が向いている可能性もあります。

光回線向きの人

もしインターネットをストレスなく快適に使いたいなら、おすすめは光回線です。月額料金が定額制であること、データ量が無制限で使えること、複数のデバイスを接続できることなどメリットも多くあります。

ただ光回線の場合は、複数の人が同時にアクセスすると通信速度が落ちるという欠点もあります。もし光回線の欠点をなくしたいならゲーミングラインでも採用している「IPv6(IPoE)接続」も候補に入れましょう。接続方法によっては、100Mbps以上を常時使えます。

光回線は大変便利ですし、速度を重視するなら、接続方法も吟味するとよいでしょう。

ケーブルテレビ向きの人

ケーブルテレビの回線は、インターネット専用ではありません。ただ普段からケーブルテレビをよく見る方は、セット料金が適用されてお得に使えます。またケーブルテレビの回線の速度は光回線と比べると遅めです。

逆に通信速度を重視しないなら、ケーブルテレビの回線は便利な回線といえるでしょう。

モバイル回線向きの人

モバイル回線は、月額料金が光回線と比べると安くすむ点と工事が必要ない点は大きなメリットです。インターネットからルーターなどを注文すると、2~3日とハイスピードで端末が手に入り、すぐに利用可能と人気があります。

また外出先でインターネットを利用したい方には、モバイルタイプのwifiルーターなどもおすすめです。wifiルーターの場合、ノートパソコンに接続するだけで利用できるので、外出先での利用に役に立ってくれるでしょう。

もし月額料金を光回線より安くしたい、かつアパートの部屋でしかインターネットを使わないのであれば、置くだけのホームルーターもおすすめです。ホームルーターは据え置きなので、モバイルルーターよりも安定さがあるのもメリットといえます。

アパートの部屋内がメインか、または外出先での使用が多いのかで、使うルーターを選ぶようにしてください。

テザリング向きの人

テザリングとは「スマートフォンを一時的にルーターの代わりに使い、インターネットに接続する方法」を指します。このテザリングが向いている人の特徴は、「アパートの部屋の中でスマートフォン以外の端末を使ってインターネットを利用する人」です。

普段からパソコンを利用する回数が多い方には、テザリングは向いていません。データ量が少ない人向けのテザリングですから、インターネットの利用が少ない方向けの限定された回線ともいえます。

アパートに光回線を引く方法と流れ

インターネットをアパートで利用する場合は、その物件が対応か、完備なのかによっても流れが違います。完備の物件なら回線を新しくする必要はありませんが、その分通信速度が遅いという問題が生じる可能性もありました。

では完備ではなく対応だった場合、どのようにしてアパートに光回線を引くべきか、その方法と一連の流れをご紹介します。

大家から許可を得る

光回線対応の物件であっても、アパートはあくまで借家です。そのため光回線の工事をするには、必ず大家か管理会社の許可が必要です。もし自分の部屋だけに光回線を引く場合は、戸建て向けのプランを使わなくてはなりません。

戸建てプランの場合「ファミリープラン」が利用できるケースもあり、一人だけで回線を使えるのは大きな魅力でしょう。ただマンションプランと比較すると、月額料金は高くなるのでその点はデメリットといえます。

また自分以外の住人が光回線を使っているパターンでは、戸建てではなくマンションプランの利用が可能です。ただこちらは回線を独り占めできないため、通信速度やデータ量に制限がかかる可能性もあります。

プロバイダと契約を結ぶ

大家か管理人の許可が取れたら、回線業者か光コラボの業者と契約を結びます。インターネットや電話から申し込みができるので、どちらを選んでも大丈夫です。ただ立地の条件次第で、アパートへの回線を引くのが難しいケースもあります。

回線業者と契約を結んでから、プロバイダとも契約を結びますが、このとき業者が光コラボかどうかの確認が必要です。光コラボであれば、回線業者とプロバイダの窓口は同じになります。

ただ業者が光コラボに属していない場合は、NTTなどの回線業者のほかに、自分でプロバイダを探してこなくてはなりません。また建物の内部までは回線が通っている「インターネット対応物件」の場合も、同じ手順で契約を結ぶ必要があります。

工事日を調整する

無事回線業者とプロバイダとの契約が締結したら、次は工事日程の調整です。インターネットか電話から申し込みを済ませると、工事予定日などの連絡が来ます。予定日には立ち合いが必須なので、スケジュールもしっかりと組んでおきましょう。

光回線の工事では「申し込み」→「工事日の決定」→「開通工事の着工」までに1か月以上かかるケースもあります。さらにコロナの影響にて最短3ヶ月を超える地域も出てきました。ただアパートの物件が「光回線やインターネット対応」であれば、建物内の工事はすでに完了しています。

対応物件の工事は1~2週間ほどと格段に短くなるので、できれば対応か完備の物件を選んでおくのが安心です。

設置作業と工事完了

アパートへの回線工事が終わると、次には近くの電柱からケーブルを建物の中に引き込む工事が行われます。屋外の工事が済めば、回線を部屋に引くことができ、コンセント設置で工事は完了です。

状況によっては、ONUやホームゲートウェイの設置も同時に行われます。機器の設定は自分でもできますが、通常であれば作業員がしてくれるので安心です。接続が終わり、パソコンやスマートフォンに接続ができれば、その場でインターネット利用を開始できます。

工事の期間は物件の対応内容によっても違います。すぐにでも利用したい場合は、多少通信速度に難があっても、完備物件の方がお得といえるでしょう。

アパートで通信が遅く感じたときは?

アパートでインターネットを利用しているときに、通信が遅くなりイライラする人も多いでしょう。アパートでのインターネット遅延の理由は、以下の可能性もあります。

回線が混みあっている可能性

1つの回線に対して、同時に複数の人がアクセスすると通信速度は落ちます。とくにアパートの場合、複数の人が同じ回線を利用する可能性は高く、不便に感じる人も多いでしょう。夜は仕事が終わった人や家事が落ち着いた人が利用する頻度は高く、通信速度が遅くなる可能性大です。

ただマンションであっても、戸建てプランを使えば悩みも解消されます。月額料金は上がりますが、自分の部屋だけに回線を引く戸建てプランを契約すれば、同時アクセスも防げるからです。もしお金に余裕があり、かつ大家の許可を得られるなら、戸建てプランの導入もおすすめです。

ルーターに不具合がある可能性

ルーターは最新機種でないと、通信速度が遅くなる可能性が高くなります。もしルーターの機種が古いかどうか確かめたいなら、高速無線LAN規格を確認し「11ac」になっているかをチェックしてみましょう。

「11ac」になっていない場合は、古いタイプのルーターなので高速通信に非対応の可能性大です。まず問い合わせをしてみて、最新機種への交換を打診してみましょう。

ルーターを置く場所の問題

ルーターを置く場所にも注意が必要です。たとえば「無線LANルーターとパソコンなどの端末の間に障害物がないか」や、「家電が電波障害を起こしていないか」をチェックしてみましょう。

障害が原因で、周波数に問題がある可能性もあります。目安として「2.5GHz」の場合は、周辺の家電に問題がある可能性が高く、「5.0GHz」の場合は、パソコンやスマートフォン端末の側に障害物がある可能性大です。

混雑を避ける方法はある?

インターネットをアパートで利用する場合、混雑する時間帯は夜の6時以降とされます。通信速度は混雑すると遅くなるので、対策としては利用時間をずらすことです。たとえば朝早くや夕方なら混雑を避けられます。

またはIPv6接続に対応しているかどうかを確認するのもおすすめです。IPv6接続のテストはウェブサイトからできるので、もし「サイトに到達できません」と表示されたら、その回線はIPv6接続に対応していません。IPv6をご自分の環境に接続させたいなら、「v6プラスサービス」を採用しているゲーミングラインなども利用してみましょう。

もしどうしてもトラブルが回避できないときには、光コラボなど契約した業者に問い合わせするのが早道です。そのときには、できるだけ具体的に不具合個所を伝えて、スムーズにトラブルを回避してみてください。

まとめ

アパートでインターネットを利用するときの回線の選び方や、インターネット対応と完備の違いなどご紹介してみました。

アパートで選ぶなら「光回線」が早くておすすめですが、工事が必要で、大家の許可を得られない可能性もあります。またアパートは借家なので、引っ越したときのことも考えなくてはなりません。

もしアパートでインターネットを利用したいなら、対応か完備なのかをまず確認し、自分のライフスタイルに合わせて、業者と契約を結ぶようにしてください。

ゲーミングラインでは対応エリア及び設備が完備しているかも調査可能ですので、自宅の環境がどうなっているんだろう?という方は迷わずにお問合せ下さい。