通信費を抑える方法とは、通信費の平均支出やおすすめの節約方法を紹介

通信費を抑える方法とは、通信費の平均支出やおすすめの節約方法を紹介

スマートフォンやインターネットの普及率が高まる一方で、高額な通信費に悩んでいる方も多くいます。通信費は快適な生活を送るのに欠かせない費用のひとつですが、できる限りに費用を抑えたいと考える方もいるのではないでしょうか。

本記事では通信費の平均を紹介するとともに、スマートフォンやインターネットの通信費を抑える方法について詳しく解説します。世帯別の通信費の節約方法も紹介していますので、通信費の削減を検討している方はこの記事を参考にしてください。

通信費の平均支出

通信費を抑える方法を知るには、はじめに各家庭の利用状況を理解しておきましょう。毎月の支出や増加率などをチェックすれば、国内の利用状況がわかります。ここでは通信費の平均支出や通信費が伸びている理由について詳しく解説します。

通信費の平均支出は12万2,741円

総務省が発行した「令和2年版情報通信白書」によると、スマートフォンやインターネットの通信費を含む談話通信料の支出額は12万2,741円でした。平成25年の調査のときは11万2,453円でしたので、6年で通信費が1万円ほど増えたことがわかります。

電気通信料のうち、固定電話通信料は1万9,275円、移動電話通信料は10万3,446円でした。移動通信料については平成25年のときの調査と比較すると2万円以上増えています。スマートフォンの普及に伴って移動通信料がアップしていることがわかるでしょう。

「令和2年版情報通信白書」では、全体の支出における電気通信料の割合も算出しています。令和2年では4.1%となっており、平成25年と比較すると0.4ポイント増えています。わずかですが通信費の負担が家計にも影響していることがわかるでしょう。

通信費が伸びている理由

各家庭の通信費が伸びていることから、なぜ通信費が高騰しているのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

通信費が増えた理由のひとつに利用者の増加があります。以前は10代~50代が中心でしたが、最近ではスマートフォンの利用者の低年齢化やシニア世代の利用なども見られます。家族でスマートフォンを利用する人が増えたために通信費が伸びているのです。

通信費が伸びている別の理由として利用の多様化が挙げられます。以前はメールや画像の閲覧などがメインでしたが、最近ではYouTubeをはじめとした動画の視聴、音楽や映画などの有料動画配信サービスの利用によって利用時間が増えています。

新聞や雑誌をスマートフォンやタブレットで読む人も増えており、今後もスマートフォンやパソコンを利用したサービスは増えていくでしょう。利用の機会が増えることで通信費も伸びていく傾向にあるのです。

スマートフォンの通信費を抑える方法

総務省が発行した「令和2年版情報通信白書」によると、世帯におけるスマートフォンの保有割合が8割を超えています。以前は電話やメールをする手段として使われていましたが、最近では動画の視聴やネットショッピングの目的で利用する方も増えています。

一方でスマートフォンの普及に伴い、高額の通信費を支払う世帯も増えているようです。ここではスマートフォンの通信費を抑える5つの方法を詳しく解説します。通信費の削減を検討している方は参考にしてください。

端末の分割購入を避ける

スマートフォンを手に入れる方法として分割払いの購入と一括払いの購入の2種類があります。しかし毎月の通信費を抑えたいのなら一括払いがよいでしょう。分割払いを選択すると端末購入分割の料金が加算されるので通信費が高くなるでしょう。

スマートフォンを購入する際に高機能の端末を選ぶ方がいますが、最近はコストパフォーマンスのよいスマートフォンが販売されています。低価格のスマートフォンでも基本的な機能が付いており、ストレスフリーで使えるでしょう。通信費を抑えたい方は低価格のスマートフォンの一括購入がおすすめです。

オプションサービスはできる限り解約する

各通信事業者ではスマートフォンを快適に使用するためのオプションサービスを用意しています。しかしほとんどのオプションサービスは有料になっており、一定期間が経過すると料金が発生してしまいます。

契約書を交わす時点ではオプションサービスの説明はあるものの、請求書を受け取るまで気付かなかったという方もいるようです。通信費を抑えたい方はオプションサービスを解約したほうがよいでしょう。

注意点として、オプションサービスの中には一度解約をすると、再契約が難しいものもあります。解約後のトラブルを避けるためにも、解約する際には前もってサービスの内容を理解しておきましょう。

無料通話分を見直す

各通信事業者では通話料金が設定しています。最近では5分や10分以内の電話については通話料が無料になるプランや、通話時間の制限がかからずに定額で使えるプランなどもあるので、通話の多い方は加入を検討しましょう。

一定の通話時間まで無料のプランを契約している場合、時間を超過すると通話料が発生します。また時間無制限のプランを契約している場合、通話時間が少なくても定額の料金を支払わなければなりません。通話プランを選ぶときには、自身のライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。

データ通信料を見直す

データ通信料とはインターネット、メール、アプリなどのスマートフォンを使用する際に消費するパケットの使用料金のことです。契約を交わす際にはデータ通信料を設定しますが、一般的に容量を大きくすると料金は高額になるでしょう。大きすぎるデータ容量で契約していると、毎月の通信費も高額になるので注意が必要です。

データ通信量はライフスタイルや使い方によって変わりますが、メールやLINEなどがメインの場合は1日当たり60MB~80MBといわれています。通信費の見直しを図りたい方は、毎月のデータ通信量を確認しておきましょう。

格安SIMに変更する

無料通話分やデータ通信料の見直しをしたものの、毎月の通信費が下がらないという方がいます。通信費をさらに下げる方法として、格安SIMの利用を検討してみましょう。

格安SIMとは「MVNO」と呼ばれる会社が提供している通信サービスのことです。大手通信事業者は通信サービスを提供するための設備をもっていますが、MVNOは大手通信事業者から設備を借りてサービスを提供しています。MVNOは大手通信事業者よりも維持コストがかからないので、安い料金で通信サービスを提供できるのです。

格安SIMは毎月の通信費を下げられるというメリットがありますが、一方でデータの通信速度が安定しないというデメリットもあります。メリットとデメリットを比較しながら格安SIMの利用を検討するとよいでしょう。

インターネットの通信費を抑える方法

通信費を抑えるにはインターネットの契約の見直しをしましょう。インターネットを利用している方の中には、同じプランを使い続けている方もいます。プランによっては高額な通信費がかかっているケースもあるので注意が必要です。ここではインターネットの通信費を抑える5つの方法をご紹介します。

通信費の安い回線を選ぶ

通信費は利用するプロバイダーによって異なります。通信費をできるだけ安く抑えるには、通信費の安い回線を選びましょう。とくに同じプランを2年以上使い続けている方は、他のプランやプロバイダーの料金との比較をおすすめします。

プロバイダーの中には格安の料金でサービスを提供しているところもありますが、月額料金が安い回線の中には通信速度が安定しないものもあるので注意が必要です。プロバイダーを選ぶときにはIPv6の回線を使用しているかを確認するとよいでしょう。

IPv6とは回線の速度低下を防ぐサービスのことです。インターネットの利用者は年々増えており、最近では特定の時間帯に通信速度が低下するという問題が起きています。IPv6は回線を遅くする原因を回避するという特徴があり、いつでも快適にインターネットを利用できます。

お得なサービスを利用する

プロバイダーの中には、現金のキャッシュバックや毎月の利用料金の割引サービスなどの特典を用意しているところがあります。サービスの利用には特定の条件や申込期間などが設けられているので、前もってチェックするとよいでしょう。

またインターネットサービスを提供している代理店の中にも、特別な割引サービスを提供している場合があるのでチェックしてください。

オプションはできるだけ付けないようにする

スマートフォンと同じように、インターネットについてもさまざまなオプションサービスがあります。便利なオプションサービスもありますが、有料で提供していることもあるので注意が必要です。通信費をできるだけ抑えたい方は、オプションサービスの解約を検討するとよいでしょう。

世帯別の通信費の節約方法

通信費は世帯数によって異なります。ここでは世帯別の節約方法を紹介します。

1人暮らしでの通信費の節約方法

総務省が発表した「世帯人員・世帯主の年齢階級別 2019年」によると、1人世帯の毎月の通信費は6,793円です。通信費を下げられれば余ったお金を貯金や旅行などに回せます。

1人暮らしにおすすめの方法はモバイルタイプのWi-Fiルーターの活用です。モバイルタイプのWi-Fiは固定回線よりも料金が安いので、通信費を抑えられるでしょう。

固定回線の場合は自宅にいるときにしか利用できません。会社や大学に通う方の場合、帰宅してからのわずかな時間しか利用しないという方もいるでしょう。Wi-Fiルーターなら持ち運びができるので、外出先でも高速通信を楽しめるので便利です。

夫婦二人暮らしでの通信費の節約方法

総務省が発表した「世帯人員・世帯主の年齢階級別 2019年」によると、夫婦二人暮らしの毎月の通信費は1万730円となっています。夫婦二人暮らしの場合は毎月の通信費を1万円以下に抑えるようにしましょう。

夫婦二人暮らしにおすすめの方法は電話の見直しです。大手通信事業者では国内通話を制限なしに定額で使えるプランを用意していますが、夫婦二人暮らしの場合は電話を利用する機会も少ないでしょう。また電話の代わりにLINEやSkypeなどのサービスを活用するのもおすすめです。無駄な出費を減らすことで通信費を抑えられます。

3人暮らしでの通信費の節約方法

総務省が発表した「世帯人員・世帯主の年齢階級別 2019年」によると、3人家族の毎月の通信費は1万4,454円です。

家族3人暮らしにおすすめの方法はプランの見直しです。大手通信事業者では家族でデータを分け合えるプランを提供しているところがあります。家族がそれぞれ3GBの容量を持っていれば、9GBを家族でシェアできるので便利です。

別のおすすめの方法は学生を対象にしたキャンペーンやプランの活用です。新学期のシーズンでは多くの通信事業者がキャンペーンを展開しています。お得なサービスを利用すれば、毎月の通信費を抑えられるでしょう。

4人暮らしでの通信費の節約方法

総務省が発表した「世帯人員・世帯主の年齢階級別 2019年」によると、3人家族の毎月の通信費は1万7,003円となっています。

4人暮らしにおすすめの方法はクレジットカードの活用です。通信費の支払いをクレジットカード払いに切り替えれば、ポイントがためられるのでお得です。

まとめ

通信費は大きく分けてスマートフォンや携帯電話の通信費とインターネットの通信費に分けられます。プランの見直しやオプションサービスの解約などのアイデアを活用して通信費を抑えましょう。スマートフォンについては、ゲーミングラインに加入するだけで毎月の固定費を下げる事ができます。

毎月かかる通信費の削減と、快適なネット生活をゲーミングラインで始めてみませんか?

(参考にしたサイト)

総務省

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